【報告と呼びかけ】戦争準備の大軍拡予算採決強行にNO!3.28国会前座り込み |





















しかし、成立強行という歴史的な瞬間に、国会に駆けつけて抗議の声を上げたのはわずか40人ほどでした。後世の人々に、「あの時何をしていたの?」と指弾されても何も言えない惨状です。
プーチンのウクライナ侵略にも明らかなように、権力の独裁化を防ぐことは戦争予防のために不可欠ですが、日本では今、独裁化に歯止めをかけるべき野党、メディア、市民のすべてが衰弱しているように見えます。国会をスルーして閣議決定で決めることが常習化し、行政権力の肥大化が止まりません。今こそ「強い野党」が必要とされているのに、立憲民主党執行部には、徹底抗戦の意志のかけらも見えません。メディアの多くも野球に大騒ぎするばかりで、大軍拡予算に反対するキャンペーンは皆無。市民の取り組みへの冷淡な姿勢も目立ちました。
私は、岸田政権による”異次元の大軍拡”を、主権者の決定権が無い分、明文改憲よりもひどいと強調してきたつもりですが、肝心な時に声を上げる市民がこれほど少ないことを深刻に受けとめています。戦後最大の危機を、危機として受け止められず、対応する力を失っている平和運動こそが最大の危機にあるのではないでしょうか。
とは言っても、挫けているわけにはいきません。4月には、大軍拡の財源となる「防衛力強化資金」という基金を創設するための「防衛財源確保法案」と、国営軍需工場を出現させ、武器輸出への資金援助に道を開き、武器に関する情報漏えいに刑事罰を課すための「防衛生産基盤強化法案」の審議が始まります。
また、統一地方選後には、武器輸出の全面解禁が図られようとしています。大軍拡で儲ける軍需企業への取り組みも含めて、へこたれない運動を継続していきます。引き続きのご参加、ご協力をよろしくお願いします。
★「戦争準備の大軍拡予算採決強行にNO!あたらしい戦前にさせないための座り込み」の報道です。ぜひご覧ください!!!
<レイバーネット>
【動画】戦争準備の大軍拡予算採決強行にNO!3.28 議員会館前緊急行動(7分45秒)
https://youtu.be/hbsagSQ0hV0
※参加者の声を中心に分かりやすくまとめられています。
【記事】憲法を壊して大軍拡予算案が成立!(写真入り)
http://www.labornetjp.org/news/2023/0328hokoku
「防衛費ばかり増大」 23年度当初予算成立に抗議の声(3月28日、毎日)
https://mainichi.jp/articles/20230328/k00/00m/040/251000c
「武器に頼らず必死の外交努力を」 湯川れい子さんが語る防衛予算(3月28日、朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASR3X6WNLR3XUTIL03D.html
※有料記事ですが、後半に参議院議員会館前での抗議行動が紹介されています。紙面には短縮版が掲載されました。シュプレヒコールをあげている写真4枚も見られます。