【種子島から1月12日の官邸前行動に寄せられた連帯メッセージ】 |
日頃よりのみなさんの取組に、心から感謝しております。
いよいよ12日から、防衛省は馬毛島の基地建設を本格着工します。しかし、何も驚くことはありません。
そもそも、防衛省はすでに土地の取得から、瑕疵ある土地の買収を含め国家機関には到底許されない行為を繰り返してきています。環境アセスの手続きについても、法律の目的に照らせば、それには到底及ばない酷い内容でした。
戦争を放棄することを宣言している、この国において、これまでの防衛省の、また国家機関による基地建設にはなんら法的な根拠が伴っていないことが明らかです。
今後、防衛省の進め方について、私たちは厳しく追及していきます。
西之表市議会議員 長野広美
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<馬毛島FCLP基地建設反対 1.11緊急鹿児島県民集会での発言から>
(2023年1月11日、県庁前歩道にて)
たいへんお忙しい中、本集会にお集まりの皆さんお疲れさまでございます。
馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会の運動に、日頃からご理解・ご協力をいただき、心から感謝申し上げます。
さて、防衛省は、明日12日に環境影響評価の評価書を公告し、天候が良ければ明日から馬毛島基地建設の本体工事に着手するとしています。
岸田総理も、浜田防衛大臣も、地元の理解と協力がなければ、基地建設はできないと言っていますが、地元の理解を得るどころか、民意を全く無視したやり方で、何もないまっさらな馬毛島に、日本のどこにもない陸・海・空自衛隊の訓練基地を造り、しかも、米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練に、恒久的に使用させる基地を、国会で議論することもなく、強引に建設しようとしています。
私たちは、防衛省のこの暴挙を許すわけにはいきません。防衛省に対しては、怒りをもって強く抗議します。
基地ができたら、米軍の訓練は、1回が10日間位、5月と8月の年2回、訓練回数が延5,000回以上、午前10時から深夜午前3時まで行う計画となっています。
一方、自衛隊も、色々な戦闘機や輸送機などを使って、12種類の訓練を行う計画で、訓練回数は2万2,000回以上となっています。
私たちは今から、昨年11月29日に、塩田県知事が県議会本会議で、「馬毛島への自衛隊施設を整備すること等については、県としては理解せざるを得ない」と述べたことに対し、西之表市長が明確な表明をしていない中、「地元の意見が大事である」と繰り返し述べてきていた塩田県知事が、先んじて馬毛島基地建設を容認するがごとき発言をしたことに対し、撤回をするよう強く申し入れます。
合せて、東條県教育長に対しては、馬毛島で発見された旧石器時代の八重石遺跡の埋蔵文化財発掘調査を文化庁に申し入れるよう、強く要請します。
皆さん、私たちの運動をご理解いただき、絶大なるご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。本日は、ありがとうございました。
馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会 会長 山内光典
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島じまスタンディングのみなさん、STOP大軍拡アクションのみなさん、馬毛島自衛隊新基地建設工事着工に反対して集まってくれた多くのみなさん、こんばんは。鹿児島県西之表市の馬毛島情報局です。現地種子島から、お礼と連帯のメッセージです。
こちら種子島では、今日のお昼に反対集会が開かれました。島内から多くの人が集まり、「馬毛島の自然を守ろう」、「種子島の静かで平和な暮らしを守ろう」、「戦争はいやだ」と声を上げました。
種子島だけではありません。日本全国で、他国の言うがままに戦争への準備が進んでいます。負けてはいられません。ともに頑張りましょう。
馬毛島情報局(2022年6月1日設立)主宰 三宅公人
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馬毛島基地建設に抗議するためにお集まりのみなさまに、地元種子島より感謝と連帯の挨拶をおくらせていただきます。
環境影響評価に着手してまだ2年にも満たない本日、政府は明日の日米首脳会談を前に評価書公表と同時の馬毛島基地本体工事着工を強行しました。いったいどこまでアメリカ政府のご機嫌を取り、地元住民を蔑ろにするのか、腹の底から怒りが込み上げてきます。
元地権者の大規模違法開発も「土地の国有化で適法」との閣議決定を行い、鑑定額45億円を160億円で買収した根拠も未だに明らかにしないまま、国民の血税を己の金のごとく使い地元住民を分断し、既成事実を強引に積み上げての基地建設の目的は何なのか!
地元の我々は今こそそれを知り、広く共有し、次の闘いを組みあげる必要性に迫られています。
馬毛島の基地は米軍FCLPだけではありません。必ずや米軍は訓練にも軍事作戦にも自由自在に利用します。
陸海空自衛隊が何でもできる機能を備えた馬毛島の基地は、沖縄や奄美の島々同様、アメリカが目論む中国包囲網に利用され、米日・中国戦争を支え、継続するための重要な拠点として利用されます。
日本はもとより、どの国の一般国民も戦争など望んでいません。
民主的手法を破壊しながら専守防衛をかなぐり捨て、戦争する国づくりに狂奔する日本政府に、南西諸島を戦場とする戦争のために使われる馬毛島基地建設に、満身の怒りを込めて抗議します。
馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会 事務局長 迫川浩英
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今、種子島での抗議集会から帰宅したところです。
集会の終盤では、島じまスタンディンググループからの連帯のメッセージが読み上げられました。
こちらからも、官邸前行動に連帯と感謝を込めて、以下の通りメッセージを送ります。
「島じまスタンディング」グループの皆さん、官邸前の全ての皆さん、お疲れ様です。種子島からアピールを送ります。
今日、自衛隊馬毛島基地建設の本体工事が着工されるとの情報に、種子島では、地元住民を中心に抗議集会を開きました。
一人一人が怒りと悔しさと、これからも諦めずに反対の声を上げ続けていくという強い思いを胸に、シュプレヒコールと集会決議で締めくくりましたが、島じまスタンディンググループからの連帯アピールも紹介されたことをご報告します。
政府・防衛省は、おそろしいスピードで馬毛島基地建設を進めようと動いてきました。本日公告された環境アセスメントも異例の早さでの幕引きです。
そして現在、種子島・馬毛島を含む薩南諸島を経て与那国までの琉球弧では、凄まじいまでの軍拡が、これもまたおそろしいスピードで進められています。
南の島々を戦場にすることを前提に、自然も文化も生命も全て犠牲にする、基地建設、ミサイル配備、自衛隊配備、米軍運用拡大その他すべての軍事拡大に反対します。
そしてまた民主主義とは何か、自治とは何か、軍事基地のあるまちで、それらがいきることができるのか、私たちは今一度考えて向き合わなければならないと考えます。
島の(まちの)未来を、自分たちで考え、決めて、創っていく民主的な住民自治を、自ら手放さないためにも、馬毛島基地建設阻止を諦めることなく、これからも闘っていきます。
南の各島々で闘う人々と、また島じまスタンディンググループをはじめとする全国各地の仲間たちと、連帯し連携して闘い続けます。反戦・平和の行動に終わりはありません!頑張りましょう!
種子島から和田香穂里(高齢者施設職員・前西之表市議会議員)