【紹介】防衛大に地元市民団体がミャンマー国軍受け入れ中止を申し入れ |




防衛省がミャンマー軍幹部らの教育訓練受け入れ 人権団体から批判(2月7日、朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASQ265TC6Q1VUTIL05C.html
--------------(以下、転載)--------------
<防衛大学はミャンマー留学生の受け入れをやめよ>
ロシアのウクライナへの侵略の影に隠れそうですが、ミャンマーの軍事政権も民衆を弾圧し、防大もミャンマー留学生を受け入れることにより、間接的な加害者になっています。
3月1日、ミャンマー留学生の受け入れを中止するよう申し入れしました。ただ、コロナ禍のため面談ではなく郵送での申し入れです。
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申し入れ書
防衛大学校長・久保文明 殿
防衛大学はミャンマー留学生受け入れを中止してください
「非核市民宣言運動・ヨコスカ」「ヨコスカ平和船団」一同
2021年2月1日ミャンマー国軍がクーデターを起こし、民政を転覆させ、軍政を敷きました。以降、ミャンマー国軍の残虐非道な行為が続いています。
ヒューマンライツ・ウォッチによると1500人が殺害され、1万人が拘束され、75人に死刑判決が下されています。ミャンマー国軍による広範かつ組織的な殺害、拷問、軍事攻撃は「人道に対する罪」に相当します。
防衛大学はこれまでミャンマーからの留学生を26人受け入れ、昨年の2月クーデター以降では防衛大学に2人、陸上自衛隊に1人、航空自衛隊幹部学校に1人受け入れ、現在在籍しているのは10人、と報じられています。(東洋経済等)
防衛大学のクーデター以後のミャンマー留学生受け入れはミャンマー国軍の残虐行為を間接的に認め、ミャンマー国民への弾圧に手を貸す許されざる行為です。
クーデター発生後の2021年3月28日、統合幕僚長山崎幸二陸将は12ヶ国の共同声明でミャンマー国軍の暴力行為を非難する決議に賛同しています。(資料参照) https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20210328_01.pdf
また、2021年6月8日には衆議院でミャンマーにおける軍事クーデターを非難し、民主的な政治体制の早期回復を求める決議
https://www.jiji.com/amp/article?k=2021060800927&g=pol が、6月11日には参議院で軍事クーデター非難の決議が出されています。(資料参照) https://www.sankei.com/article/20210611-BAEJYK2SLJN6POLG45TCKBQRPE/
防衛大学のクーデター以後のミャンマー留学生受け入れは自衛隊の声明や国会決議に反する行為です。ミャンマー国軍との軍事的な関係を中断したニュージーランドやオーストラリアに見習い、直ちに軍事的関係を中断し、留学生受け入れを中止してください。
2022年3月1日
<連絡先>
横須賀市本町3-14 山本ビル2F
TEL・FAX 046-825-0157