【報告】五輪は中止!開会式に抗議行動 |





















「ぼったくり男爵」ことバッハへの"直訴"行動や、宮殿のような迎賓館での恥ずべき"おもてなし"への緊急抗議など、できることはやってきましたが、命を奪うことが明白な五輪の強行を許したことは、やはり悔しいものがあります。
でも、希望を手放さずにいられるのは、倦むことなく抗議の声を上げる人々がいて、自分もそれに連なることが出来ているからです。
23日は正午から、都庁前でいわゆる"聖火"リレーの到着に抗議する行動が行われ、約300人が酷暑にめげず声を上げました。
また、夕方には原宿神宮橋で「フェミニスト・スタンディング」が行われた後、「ロックダウンだ!東京五輪 開会式抗議デモ」の出発前集会が開かれました。
井谷聡子さん(関西大学)は、
「オリンピックは想像のはるか上をいく差別と暴力を生み出してきた。こうした酷い人権侵害、民主主義や暮らしの破壊は五輪が構造的にもたらしたものだ」と述べたうえで、
「この社会にとっての希望は、オリンピック選手ではなく、ここに集まっているNOオリンピアンたちです。私たちの闘いはオリンピックの終わりの始まりをしっかりと歴史に刻みました。私たちが東京2020のレガシーとなるでしょう」と強調しました。
その通りだと思います。
約700人が参加したデモは原宿を席巻。代々木駅そばで解散した後、参加者の多くは徒歩で千駄ヶ谷駅まで移動。本来なら、ここから開会式が強行されている国立競技場に近づく予定でしたが、大量に動員された警察が過剰警備によりブロック。参加者は抗議のシュプレヒコールを繰り返しました。
さすがに国内外のメディアの取材も多く、抗議の模様は多くの人に伝わったと思います。1日でも早く中止に追い込むために「不断の努力」は続きます。