【紹介】NHK BS1「生活崩壊を防げるか~脅かされる仕事と住まい」 |








https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/K94NQX328Z/
コロナ禍で困窮を強いられる当事者と支援者に密着した力作でした。知り合いがたくさん映っていました。
再放送の予定は、下記の通りです。ぜひ視聴&録画を。
【NHK BS1】8/23(日)午前8:00~8:49
【NHK BS1】8/31(月)午後1:00~1:49
以下はごく一部ですが、発言の概要です。
◆稲葉剛さん
「"ステイホーム"の"ホーム"を失う人が増えている。住居確保給付金はあるが、国交省管轄の公営住宅が活用されていない。現金だけでなく現物給付も重要。住まいは生活の拠点であり、雇用にも重要。住宅の無条件での提供が必要だ」
「厚労省は生活保護手続きを1時間以内にする等の簡素化通知を出したが、未だに3~4時間もかけたり、追い返しやたらい回しをする自治体がある。申請件数が増加しているのに、テレワークが増え、出勤する職員が減っており、"福祉崩壊"が進行している」
「ハウジングファーストの支援をやってきた。個室シェルターを52室まで増設した。ネットカフェで暮らしていた女性はシェルターに入り、「生きていていいんだ」「社会の中で認められた人間なのだと分かった」と話してくれた」
「生活保護の行政の窓口はアウトリーチどころかずっと待ちの姿勢。しかも、多くの人がふるいにかけられ、落とされる。現場支援者は野戦病院状態で限界に来ている。私たちの危機感や人々の悲鳴が政策決定の場に届いていない。政治家は現場で何が起きているかを見て、抜本的な貧困対策を行ってほしい」
◆荻上チキさん
「生活保護は「"最後の"セーフティネット」と言われるが、"最後の"という言葉が否定的に受け止められる場合がある。"最後だからそこまでは頑張って"というように。総理も国会で口にされていたように、必要な人が必要なだけ使うのが当たり前になるべきだ」
◆瀬戸大作さん
「"自己責任社会"が完全に根づいていて、自己責任の中でしか生きていけなかった。今の20代から40代はそれが当たり前になっている。相談者はみんな孤独。1年近く誰とも話してないとか。この1か月で100人以上の当事者と会ってるけどそんな感じだね」