【報告】アマミノクロウサギの命を奪って進む奄美の自衛隊配備&防衛省デモ |
3月15日、午後の防衛省デモ(参加者57人)に続いて、文京区民センターで「大軍拡と基地強化にNO!アクション2019」主催の集会。
奄美での自衛隊配備に反対されている城村典文さん(「戦争のための自衛隊基地配備に反対する奄美ネット」代表)が講演。
「住民が是非を判断する機会もないまま、自衛隊基地の建設がアマミノクロウサギなど希少種の生息地を造成し、自然を破壊しながら進んでいる」
「奄美は自衛隊への就職も多く、人口減の中での経済対策の面もあり、基地建設への反対の声は上げづらい。2年ほど前、自民党の佐藤正久議員が来て、「奄美は兵たん地区にしたい。南西諸島でも特に重要」と述べた」
「1月24日、28度の中、迷彩服の自衛隊員100人が奄美駐屯地から北部の山に向けての30kmを10時間かけて行軍訓練。小中学校の登校時間に重なるように出発した。弾は入っていなかったそうだが、小銃も抱えていた。行政は追認し、軍拡に歯止めをかけられない状況だ」
「世界遺産登録に向け官民一体で動いている中、アマミノクロウサギの生息率の高い地域を自衛隊基地として造成し始めた。奄美駐屯地に1体、瀬戸内駐屯地に15体の親クロウサギがいた。子どもは地下にいたはずだが、生き埋めになったかもしれない。希少種のいた場所を破壊した」
宮古や石垣などと比べて、基地に反対する人々は少数派という困難な状況にあっても、粘り強く反対の取り組みを持続されていることに感銘を受けました。城村さんはとても温厚でユーモアもある方で、交流会も有意義なものになりました。まずは事実を知り、伝えることから始めていきたいと思います。
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