【報告】海上自衛隊オマーン湾派兵反対集会&防衛省デモ |

















那覇基地からP3C対潜哨戒機2機が中東に向けて出発した1月11日、「大軍拡と基地強化にNO!アクション2019」と「戦争・治安・改憲NO!総行動」が呼びかけた反対集会と防衛省デモが行われ、それぞれ90人が参加しました。
阿佐ヶ谷地域区民センターでの集会では、東京新聞の田原牧さんが講演。
「イランの行動は説明がつくが、アメリカ側には読解力が著しくない。外交・軍事のプロが不在。ドローン撃墜を無関係なソレイマニのせいにしたり、ポンペオ国務長官が『アルカイダとイランは蜜月』とデタラメを言ったり、エスパー国防長官も元軍需企業副社長だ」
「爆殺されたソレイマニーは象徴的な人物で軍事のプロではない。最高指導者の名代で人気はあるが、元々は兵たんを担当。"義理と人情"のネットワーク作りの人で"応援団長"タイプ。彼を殺したところで、イラクには米軍を狙う人々はたくさんいる。米国は無理解だ」
「本質は"イラン危機"でなく"トランプ危機"。いったん落ち着いたが跳ねる人が出てくる。その際に筋目を読める人が米国にいない。ふさわしくない人物が権力を持つとどうなるかを示す世界的現象の一つ。米国の自爆的イラン政策は変わらず、危険水位は高いままだ」
などと指摘されました。
<田原さんによるこちらの文章もご参照を>
イラン司令官爆殺の本当の狙いとは?「冷静なイランと暴走する米国」という“歪んだ構図”が示すもの
(1月10日、文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/25120
その後、電車で移動して市ヶ谷駅そばの外濠公園へ。周辺には明らかに税金のムダ遣いと思われる多数の公安などによる過剰警備。車道の向かいには数人の右翼による「自衛隊さん、ありがとう」の幕も。
防衛省に向けてデモに出る前に、一言ずつ発言を受けました。宮古島で自衛隊基地建設に反対されている清水早子さんも、保良の弾薬庫や千代田のミサイル基地からすぐの距離に住宅地があると批判し、連携して止めようと訴え。
横断幕やプラカードを掲げてデモに出発。防衛省正門前では、派兵中止などを求める要請書を読み上げて提出しました。タイミングが良かったせいもあってメディアも入り、共同通信や週刊金曜日、フリーの方などが熱心に取材されていました。
翌日1月12日、共同の配信で東京新聞朝刊などに写真付きの記事が載り、海外の動画ニュースにもなりました。また、『週刊金曜日』1月17日号の冒頭の金曜アンテナ欄に薄井崇友さんによる多くの写真付きの報告記事が掲載されました。
海外の動画ニュース。木元茂夫さんと杉原のコメントもあります。ぜひご覧ください。
Japan: Peace activists rally outside defence ministry against sending
warship to the Gulf
https://www.vbox7.com/play:b3d05ae6f9
https://www.youtube.com/watch?v=7BmYLIQAgls
★なお、護衛艦「たかなみ」が2月2日にも中東に向けて出港する横須賀では、連続行動が予定されています。ぜひご参加ください!
1月26日(日)ヨコスカ平和船団は
11時 深浦ボートパーク集合 11時30分出発、護衛艦「たかなみ」の前で抗議。13時30分終了。
15時~16時ヴェルニー公園で集会、その後市内デモ
2月1日(土)11時よりヴェルニー公園で平和運動センターの集会、11時40分~12時 総監部と公園前でシュプレヒコール。
平和船団は10時45分 深浦ボートパーク集合 10時50分出発、海から呼応して抗議行動・陸上海上連帯アクション。
2月2日(日)ヴェルニー公園と海上で反対行動(時間未定)
※平和船団に参加希望者は市川さんまで。
090-8962-9841

