地球ネットのブルース・ギャグノンさんからの連帯メッセージ |
11月18日から幕張メッセで行われる武器見本市「DSEI JAPAN」の開催中止を求める海外からのメッセージが届きました。
宇宙への核を含む兵器配備や「ミサイル防衛」などに反対する世界各地のNGOネットワークである「兵器と核の宇宙配備反対!地球ネット(地球ネット)」( http://www.space4peace.org/ )のコーディネーターであり、退役軍人でつくる「ベテランズ・フォー・ピース」のメンバーでもあるブルース・ギャグノンさんからです。武器見本市の開催中止を求める共同声明にもご賛同いただいた藤岡惇さん(立命館大学名誉教授、地球ネット理事)を通してお願いしたところ、以下のメッセージが届きましたのでご紹介します。
※写真の前列、右側から2人目がブルース・ギャグノンさん(地球ネットwebより)
--------------------------
連帯のメッセージ Solidarity Message
私たち「兵器と核の宇宙配備反対!地球ネット」(略称:地球ネット)は、宇宙空間における軍拡競争に反対し、宇宙の平和利用を求める団体です。1992年に設立され、各国の150の団体を結集しています。私どもの団体の理事からの通報で、11月18日から20日にかけて、国際的な武器取引のための見本市「DSEI JAPAN」が日本で開催されようとしていることを知りました。
「戦争放棄」を誓った憲法9条を掲げた日本で、日本政府の後援の下、千葉県有施設の幕張メッセで、このような武器取引の見本市が開かれることに私たちは衝撃を受けています。というのも、このような見本市の開催は、日本を「専守防衛」の枠組みから逸脱させ、東アジアにおける宇宙軍拡の動きの火に油を注ぐことになるからです。
衛星に配備される電磁波兵器が急ピッチで開発されつつあります。地上からの宇宙衛星(宇宙航空機を含む)への攻撃、宇宙衛星から地上の標的への報復攻撃、衛星同士の交戦が間近に迫っています。そうなると無数のデブリが発生し、平和目的の宇宙開発は致命的な打撃をうけることとなるでしょう。DSEI JAPANの見本市開催に強く反対し、中止を求めるものです。
2019年10月30日
「兵器と核の宇宙配備反対!地球ネットワーク」
コーディネーター ブルース・ギャグノン
Bruce Gagnon, Coordinator, Global Network Against Weapon and Nuclear Power in Space