【報告】武器より暮らしを!大軍拡予算案を通すな!3.12参議院議員会館前アクション |


















【報告】
<武器より暮らしを!大軍拡予算案を通すな!3.12参議院議員会館前アクション>
3月12日、「武器より暮らしを!市民ネット」が呼びかけた「武器より暮らしを!大軍拡予算案を通すな!参議院議員会館前アクションに約50人(1ケタ、2ケタ足りません)が参加。東電刑事裁判の傍聴を終えた避難者の方々も合流され、宮本徹議員、近藤昭一議員を含む14人がスピーチされました。また、議員会館に向かって、様々なコールをぶつけました。
1時間30分の行動でしたが、熱のこもった発言が続き、最後は時間が足りないくらいでした。残念ながらマスメディアの取材はなかったものの、中身の濃い行動になりました。動画やスピーチ概要などをまとめましたので、ぜひ多くの方々に広めていただきたいと思います。
引き続き、参議院での徹底審議と予算の組み替えを求めていきます。加えて、長期契約の上限を5年から10年に延長することでE2D早期警戒機など高額武器の爆買いを促進する、特別措置法改定案の廃案も求めます。ぜひ各地でも声をあげてください!
また、17日に行われる「アクション2018」主催の集会にもご参加ください。
◆新防衛大綱・大軍拡を許すな!3・17集会
https://kosugihara.exblog.jp/239139022/
3月17日(日)18時15分開始 (18時開場)
文京区民センター3C会議室(春日駅、後楽園駅)
お話:大湾宗則さん「京丹後Xバンドレーダー反対闘争から」
問題提起:木元茂夫さん「相模原ミサイル防衛新司令部問題」
資料代 500円
【主催】大軍拡と基地強化にNO!アクション2018
◆武器爆買い反対のNAJAT新アクションシートも大好評。ご活用を!
https://kosugihara.exblog.jp/239138258/
【報告】
<武器より暮らしを!大軍拡予算案を通すな!3.12参議院議員会館前アクション>
★モーメント(ツイッターで発信したスピーチ概要と動画のまとめ)
https://twitter.com/i/moments/1105804844965621760
★フル動画(KENさん撮影)
https://www.youtube.com/watch?v=yx_jf-mesJY
※お時間のある時にぜひご覧ください!
★コール集
https://kosugihara.exblog.jp/239150196/
※実際にコールしたのは一部ですが、総数なんと84本。同じ課題のアレンジも含むとはいえ、安倍政権のひどさの反映です。ぜひご活用を!
【スピーチ概要】
◆金光理恵さん(安保関連法に反対するママの会@ちば)
「延べ1056票の街頭シール投票では95%が幕張メッセでの武器見本市に反対。ただ、『お金が落ちて学校の備品が良くなるから賛成』との子連れの母親の声も。武器売買をしなくても私たちは暮らしていける。武器ではなく平和的な物を売っていくべき」
◆吉沢弘志さん(大軍拡と基地強化にNO!アクション2018)
「2015年度でいえば、日本が買ったオスプレイ17機分の3600億円は、介護報酬の値下げ分と同額だ。2015年に閣議決定された骨太の方針で、社会保障費の自然増分1兆円を半分に圧縮すると決めたが、浮いたかなりの分が軍事費に回り、青天井となっている」
◆宮本徹議員(日本共産党)
「米政府監査院と国防総省運用試験評価局のF35B報告書では、毎月20件の新たな欠陥が見つかると。緊急脱出装置は体重62kg未満なら首の骨がへし折れる。機関砲の正確性が仕様を満たしていないなど。維持費を聞くと、大臣は『知らない』と。約150機も買うのは"浪費的爆買い"そのものだ。しかも今、爆買いのため防衛調達だけは10年先まで後年度負担できる法案さえかかっている。今の大臣で10年後に国会にいる人がどれだけいるのか」
◆西谷修さん(立教大学特任教授)
「新型武器は実用の域を抜けた。技術がある敷居を超えてしまったので、オスプレイなど作った武器は事故を起こす。石垣島で基地建設が始まった。日本軍が使い、米国の肩代わりをする。南西諸島の全面的な要塞化が進んでいる。これは完全に憲法違反だが、"憲法はあってもなくても同じ"みたいなことを政権がやっている。『いつでも戦争をやるから、言うことを聞け』は戦時中と同じ。泥棒・山賊のために役人が懸命に働く国になった」
「3月いっぱいで区域外避難者の民間賃貸の家賃補助が打ち切られる。公営住宅に行きたいが保証人がいない人の対応をしていたその瞬間に、安倍首相は『一人ひとりに寄り添い、切れ目のない支援を行う』と発言。今、江東の東雲住宅にいる80世帯の区域外避難者の20%しか4月以降の住まいが決まっていない。福島県や国は、退去しないと家賃を2倍請求すると」
◆近藤昭一議員(立憲民主党)
「衆議院で武器爆買い予算案を通してしまったことは申し訳ない。FMS(有償軍事援助)でF35を言い値で買っている。そもそも武器を買うのは問題だ。生活を豊かにするために税を収めている。1機100億円もするF35を買って、かえって危険を煽っているのではないか」
◆亀屋幸子さん(双葉町から避難)
「経産省と東電は『福島は安全だから、セシウムもないから帰りなさい』と言っている。だったら、経産省職員は家族連れで福島へ行きなさい。双葉町は2011年に人口が7100人いたが、1割の約700人が亡くなった。どんなことがあっても東電や経産省に負けてはならない。一致団結して頑張ろう」
「F35を1機買うのに約100億円。80億円あったら区域外避難者も生活できるのに、予算を削った。命を奪うものにお金をかけて、命を守るべきものにお金をかけていない。子どもたちの未来を守れない。小児甲状腺ガンは272人。福島県は脳疾患、心疾患がワースト1で糖尿病等の病気も倍増。最近、イチエフから放出している汚染の量が2倍になったと発表された」
◆熊本美弥子さん(田村市から避難)
「東電刑事裁判で被告人の弁護士が検察の求刑に値しない理由を、津波が来るとの予測は信頼性、成熟性のある根拠を持って言うべきなのに証明されていないと。自然は思いがけない動きをするという前提に立つべきだ」
◆志葉玲さん(ジャーナリスト)
「お金を使うならどういうものか調べてほしい。カナダはF35を65機買う予定を撤回した。日本は、欠陥だらけなのに交渉せず言い値で買う。半田滋さんによれば、トランプ政権が関税を上げるのを恐れて『武器を買うから許して』となっていると。一部の大企業のために税金が使われている」
◆富山洋子さん(日本消費者連盟顧問)
「『武器より命と暮らしを!』と言い切りたい。命とは人間ばかりでない。他の命をいただく人間だからこそ、お互いに殺し合う戦争はしてはならない。この宇宙に息づく全ての命のため、戦争も原発も安倍政権もいらない」
◆武田隆雄さん(日本山妙法寺僧侶)
「とにかく命が大事。武力で平和は作れないことを共有したい。武器がどんな性能でどれだけの人を殺すか検証すべきだ。先日、宮古の人が来られていたが、八重山諸島が軍事要塞化している。再び戦争を起こしてはならない」
◆小寺隆幸さん(軍学共同反対連絡会事務局長)
「武器を大量に買う一方で、文教予算はほとんど増えていない。科学技術予算は過去最高というがカラクリがあり、トラクターにIoT(インターネット通信機能)を装着した場合なども含んでいる。基礎研究費はほとんど増えず、2000年~2018年までたった14%増だ」
◆井筒高雄さん(ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン共同代表)
「米国から買う最新兵器は国を守るのでなく、敵基地攻撃可能なところまで来た。攻撃するとは殺すこと。自衛隊がやるのは殺傷・破壊行為。73年前の加害者としての日本への向き合い方が、秘書を含めて政治に携わる人にまだまだ足りない」