【ご報告】3.6 敵基地攻撃兵器の導入に反対する緊急院内集会 |



3月6日に開催した敵基地攻撃兵器の導入に反対する緊急院内集会には、47人が参加。宮川伸議員(立憲)、宮本徹議員(共産)が発言され、本多平直(立憲)、井上哲士(共産)、赤嶺政賢(共産)、牧山ひろえ(民進)、糸数慶子(沖縄の風)の各議員秘書も出席されました。取材メディアは、朝日、東京、日刊ゲンダイ、赤旗、赤旗日曜版、IWJ、UPLAN、西中誠一郎さんでした。
後半に、青井未帆さんの講演概要や報道、ハイライトや全体の動画などの情報を掲載しましたので、ぜひご一読、ご視聴ください。とりわけ青井さんの講演は約30分とさほど長くありませんが、とても中身の濃いものです。ぜひご覧いただきたいと思います。
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【青井未帆さん講演(要旨)】
敵基地攻撃兵器の導入は、2014年に集団的自衛権の行使を容認したことの一つの重大な帰結だ。こういうことが積み重なっていくうちに、戻れないところまできてしまう。
9条を取り囲む形で一つの大きなプロジェクトを私たちは作ってきた。9条とともに、平和に対してコミットする思い、高いモラリティが合わさらないと作ってこれなかった。敵基地攻撃兵器を導入すれば、他の国と違う「平和国家」である側面は薄くなる。それでは9条2項のある意味はなくなってしまう。私たちは自画像を変えようとしている。
実力をどう統制するかは明治の開国以来のものすごく重いとても大きな課題だ。明治憲法体制下で軍隊をきちんとコントロールできず、軍部の独走を招いた。軍隊のコントロールに失敗した遠くない過去がある。だからこそ、憲法9条は明治憲法下であった軍隊に関わる制度をなくした。敵基地攻撃能力とか長距離巡航ミサイルを持つというのは、まさに国家の実力としてどこまで持てるのか、どうコントロールするのかという話だ。
熟慮の結果ではなく、じわりじわりと進んでくるのが価値の変質だ。考えてみれば、今しかどういう国にしたいかの骨太の議論をする時間はないのではないか。まだ残っている財産があるうちに、どういう国にしたいのか、まだ選べる選択肢がたくさんあるうちに議論すべきだ。敵基地攻撃兵器や空母の導入は、それを足元から崩してしまう。こういう動きを止めないと、議論することなく別の国に変わってしまう。
※講演全体の文字起こしは近日中にNAJATのブログに掲載します。
【報道】
敵基地攻撃兵器 導入へ 薄れゆく専守防衛
市民ら危機感 緊急集会
既成事実積み上げ 9条空洞化狙う?(3月7日、東京新聞「こちら特報部」、片山夏子記者)
<こちらをご参照ください>
https://kosugihara.exblog.jp/238380547/
“先取り9条壊憲だ”敵基地攻撃兵器に反対 国会内集会(3月7日、しんぶん赤旗)
http://miyamototooru.info/5198/
※宮本徹議員ホームページの抜粋記事
【IWJによるハイライト動画】
「敵基地攻撃兵器導入は憲法9条改悪に等しい!」武器輸出反対ネットワーク・杉原浩司代表――平和に対して強いコミットメントを持ち、一体的に論理と価値をつなぎ合わせていく~緊急院内集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414038
【UPLANの完全版動画】
20190306 UPLAN
「専守防衛」を投げ捨て、歯止めなき軍拡に道ひらく-敵基地攻撃兵器の導入に反対する緊急院内集会
https://www.youtube.com/watch?v=TWe0gqZ2n6k
・配布資料・主催者あいさつ 0分0秒~6分15秒
◆青井未帆さん講演 6分20秒~37分15秒(31分)
・質疑(宮川伸議員発言) 37分20秒~57分
・杉原浩司の報告 57分05秒~1時間13分15秒(16分)
・質疑(宮本徹議員発言)・行動提案・レジュメ 1時間13分20秒~1時間26分37秒

