「学術会議は軍事研究を解禁するな!」アピールの写真報告と総会録画配信のご案内 |










防衛省は昨年度から「安全保障技術研究推進制度」という名の軍事研究への助成金を創設。研究費不足の大学や研究機関に対して、軍事研究への露骨な誘導を行っています。投じられる予算は昨年度3億円、今年度6億円から、来年度概算要求では一挙に18倍の110億円に跳ね上がりました。形成されつつある日本版「軍産複合体」に学術の現場を組み込もうとするものです。
そして現在、学術会議内に設置された「安全保障と学術に関する検討委員会」の行方が注目されています。学術会議が、1950年と1967年に出した「軍事研究は行わない」とする声明を維持し続けるのか、それとも「自衛のための研究は容認されるべき」と主張する大西隆・学術会議会長の思惑通りに、軍事研究を解禁することに舵を切るのか、大きな分岐点となります。
幸い7日の学術会議総会の自由討議では、軍事研究の解禁に反対する意見が続出し、大西会長の孤立ぶりが明らかになりました。ただ、今後も行方は予断を許しません。これからも研究者と市民が協力して、声をあげていく必要があります。
明日10月9日(日)17時から、IWJさんによる学術会議総会の模様の録画配信がありますので、ぜひご覧ください。
軍事研究拡大に危機感 「禁止堅持を」学術会議で要望(10月8日、朝日)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12598109.html
学術会議総会「軍事研究容認できぬ」…会員から声相次ぐ(10月8日、毎日)
http://mainichi.jp/articles/20161008/k00/00m/040/086000c
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【録画配信・Ch4】
自由討議で相次いだ「軍民両用反対」の声
~軍事研究を否定してきた『学術会議」が方針の見直しを検討―「日本学術会議」第172回総会
<配信日時>
2016年10月9日(日) 17:00~19:10頃
<配信チャンネル>
IWJチャンネル4
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
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<軍学共同反対連絡会発足シンポジウム―軍に奉仕する科学になるのか―>
http://no-military-research.jp/?p=140
10月28日(金)開場18時 18時45分~21時
明治学院大学2号館2102教室(白金高輪駅または白金台駅徒歩10分)
資料代 700円(申し込み不要)
第1部:講演
山崎正勝(東京工業大学名誉教授)
第2部:シンポジウム
池内了(名古屋大学名誉教授)、井原聰(東北大学名誉教授)、杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク[NAJAT]代表)
主催:軍学共同反対連絡会 後援:明治学院大学国際平和研究所