【写真報告】日本初の大規模な武器商談会を監視&抗議! |














一般参加は無理と思っていたところ、当日受付でOKとのことで、中に入ることが出来ました。制服の軍人が大手を振って歩き回り、そこかしこで熱心な武器セールスが。手前に日本ブースが設置され、三菱重工の最新鋭潜水艦「そうりゅう」やジャパンマリンユナイテッドの最新鋭「護衛艦」(明らかに空母!)などの模型が展示されていました。空母としか言いようのない「護衛艦 いずも」は「専守防衛」には明らかに不要な海外派兵型の兵器であり、集団的自衛権の行使を先取りする形で自衛隊の外征軍化が進んでいることを示しています。
フランスの軍需企業が展示した機雷破壊の無人兵器は、まさに集団的自衛権の行使の行方に密接に関わるもの。空自OBだという日本代理店のアドバイザーも「どうなりますかね」と気にしている様子。武器輸出と海外派兵は一体なのだと改めて感じました。
米国やイスラエルを先頭に各国が開発にしのぎを削る無人機(ドローン)も複数展示。市民をも殺傷し続けている無人攻撃機「プレデター」を開発した米ジェネラルアトミックス社の最新無人機模型もありました。武器輸出解禁でイスラエルや米国等の無人機(ドローン)に日本の武器部品や民生技術が組み込まれつつあります。
また、欧州の巨大軍需企業であるBAEシステムズは「ブラジル海軍公認製品」である軍艦の砲塔の実物大模型を展示。また日英武器共同開発が進行中のイギリス軍需企業群も入口近くにブースを設置していました。
武器展示を一通りウォッチした後、「武器輸出やめろ」「STOP ARMS SALES」のメッセージボードを掲げ、気合いを入れて抗議アピールを行いました。しばらくはそのままでしたが、さすがに警備員さんに押し出されて、会場の外へ。その様子は国内外の新聞社やテレビ局が取材されていたようです(写真はよくわからないかもしれませんが、会場の外から室内を撮ったものです)。
本当に急な監視&抗議のアクションでしたが、黙って見過ごすのもかなりしゃくですので、思い切って実行しました。もし来年も開催されるようなら、もっと事前にしっかり準備して効果的な働きかけを行えたらと思います。
【参考】世界が注目!日本初の武器商談会(5月13日、テレビ東京) http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/newsl/post_89837/