田中区長から「報酬引き上げ反対」の要望書への回答が届きました! |
中野区長に「報酬引き上げ反対」の要望書を提出!
http://kosugihara.exblog.jp/20897652/
これに対して、3月12日午前、中野区役所経営室経営分野経営担当の手塚純一さんから、以下の田中区長からの回答がメールで届きました。これを見ると、報酬引き上げについては、報酬等審議会の「答申内容を尊重し」「額については、適正である」と表明。そのうえで、報酬審議会の開催日を事前公表していないことについては、「短期間に集中して開催しており、各委員の日程調整が開催日直近となること」を理由にあげています。しかし、区議会総務委員会での私の陳情に関する議論でも、区報には間に合わなくとも、ホームページでの事前公表は可能であることが明らかになりました。
回答は基本的に区の対応を正当化するものですが、最後に「審議会の傍聴について、現在でも対応可能であるところですが、日程公表の方法や審議会傍聴規定の整備などについて検討する考えです。」と述べています。開催日を傍聴の呼びかけも含めて事前にホームページで公表し、傍聴規定についてもきちんと整備してほしいと思います。
なお、区議(967万円→990万円:23万円アップ)、区長(2,039万円→2,088万円:49万円アップ)の報酬については、市民感覚からは到底認めがたい高額であると改めて強調したいと思います。そのことが自覚できないなら、区議会や区長への失われた信頼を取り戻すことは難しいと思います。なお、「なかの区報」では報酬引き上げの月額しか公表されていません。これは、「大した引き上げではない」との誤った印象を与えるアンフェアなやり方です。区報でもホームページでも、年額をきちんと公表するよう求めます。
※写真は2月13日の要望書提出の様子。要望項目を読み上げているところです。
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26中経経第3701号
平成27年3月12日
杉原浩司様
中野区長 田中大輔
(公印省略)
「要望書」の回答について
平成27年2月16日にいただいた要望書について、下記のとおり回答します。
記
1.要望①について
区では、区長等の給料(議員の報酬を含む。)については、中野区特別職報酬等審議会条例第2条の規定に基づき、「中野区特別職報酬等審議会」(以下「審議会」という。)に対し、額の適否について毎年諮問しています。
審議会は、区内の公共的団体等の代表者や公募の区民で構成され、特別区人事委員会勧告の概要、区の財政状況、他区との給料(報酬)の比較など、広範な角度から議論、検討を行った上で、区長に対して「答申」を出しています。
区は、この答申内容を尊重し、増額又は減額の条例改正を行っているものであり、額については、適正であると考えています。
2.要望②について
審議会での審議については、要望①の回答のとおりですが、公開については次のとおりです。
審議会は、区内の団体代表者や公募区民など「区民等で構成員された会議体」として組織されています。
会議は、条例上特に非公開とされているものではなく、傍聴のご要望があれば、審議会会長と調整し、対応することとなります。
また、審議会の会議記録及び使用した資料は、区役所内の区政資料センターで閲覧可能な状況としており、ホームページでは、答申文や審議会開催状況を区民にお知らせすることで、審議会に関する情報の公開に努めています。
審議会は、検討材料である一般職員に対する「特別区人事委員会勧告」の内容を参考としていることから、概ね毎年10月から12月の短期間に集中して開催しており、各委員の日程調整が開催日直近となることもあり、審議会開催日を事前に公表することはしていません。
なお、審議会の傍聴について、現在でも対応可能であるところですが、日程公表の方法や審議会傍聴規定の整備などについて検討する考えです。