最後列から見えない傍聴を強いられる中野区の予算特別委員会 |

かなりの衝撃が走りました。「そうか、区議会ってこういうものなんだ」と。遥か前方に座り質疑を行っている区議会議員の表情など、わかろうはずもありません。これではテレビではなくラジオを聞いているようなもの。傍聴の醍醐味は、議員、区長や役人による丁々発止のやり取りが眼前で見られることのはずなのですが。しかも、議員による事前通告に基づいて用意された原稿を、担当者が読み上げることが繰り返されるだけ。すべては予定調和なのです。これでは傍聴のリピーターも少なくなるだろうな、と感じました。会議室の広さや形の制約はあるにしても、もう少し配置を工夫して、市民がもっと近くで傍聴できるようにすべきです。国会でもそうですが、主権者であるはずの市民がないがしろにされているのが現在の議会ではないでしょうか。
市民が声をあげて、こうした不当な扱いを1日も早く改めさせていきましょう。そのためにも、まだ傍聴に行かれたことのない方はぜひ一度都合を付けて、できれば予算特別委員会の傍聴に行ってみてください。
中野区2015年予算特別委員会 総括質疑一覧
※次回は本日2月27日(金)午前10時開会です。
http://kugikai-nakano.jp/syousai.html?category=2&id=143
※写真は昼休みの休憩に入った会議室の風景。椅子や机を整頓している職員がおられましたが、それぞれ気をつければいいことだと思いました。